給湯流茶道

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【展覧会レポ】トムサックス「ティーセレモニー 」展

オペラシティギャラリー、トム サックス「ティー セレモニー」展に行ってきました。
フランク ゲーリー事務所で家具製作を担当していたトムさん。茶道に興味を持ち、研究して独自の茶道具や茶室を彫刻として作り始めたそうです。
利休プロデュースで楽茶碗を作った長次郎の影響を大きく受けてるようです!ろくろではなく手びねりで茶碗を作り、手づくりの跡を残すことにこだわっているとのこと。
「iPhoneは手作りの跡を完全に消すことを徹底してるが、ぼくはその逆をいく」的なコメントされてました。
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そんなトムさん命名「Chojiro style」で作られた手びねりの茶碗がたくさん展示されてました。茶道は宇宙につながる!というZEN的な考えで、スペースシャトルの白とNASAマークが入ってます!
さらに面白かったのは、トムさんの手前には抹茶の緑色の煙を出すシーンが入ってること!!抹茶の入った缶を畳に叩きつけて粉が舞うようにしてから蓋を開ける。するもモワーっと抹茶の粉が舞う。しかもライトで煙を照らしますww

ニューヨークで輸入品の高い抹茶を缶で買い、蓋をプシュッと開けた途端 抹茶の粉が舞って緑色の煙に見えたと。高級品が煙になり舞う姿が神秘的に感じて独自の手前に取り入れたと!
トムさん曰く、伝統的なものを拡張したいという意思で、煙の手前を追加したそうです!日本人には出てこない発想。おもしろかったー!

煙シーンは映像でも出てくるので、会場でぜひご覧ください。


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