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【終了☆日本文化トーク&茶会】利休のカリスマ化は、戦後高度経済成長と百貨店が関係?~文化人類学から茶道を見る~BYワビサビジネススクール第8回

ワイン片手の外国人に「日本文化ってナニ?」と聞かれたとき、さらりと答えられる社会人を育成する、初心者向け日本文化トーク・給湯室でできる茶道教室シリーズ「ワビサビジネススクール」再開です。

今回のトークは、

戦後高度経済成長から見た茶道!!!!!


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写真/福羅広幸


お話してくださるのは、ICU(国際基督教大学)ジェンダー研究センター所員、文化人類学者の加藤恵津子先生です。

今、茶道といえば千利休が有名。かかわる人の多くは女性。
茶道は400年くらいの歴史がありますが、このイメージがついたのはなんと!第二次大戦後なのだそうです。

なぜそんな状態になったのか、リアルな現場調査に基づきビシっとお話いただきます!

また、初心者でも給湯室で抹茶をいれられるようになる茶道体験教室も開催します。

【日時】
2014年5月31日

17:30開場 18:00開演 

【受講費】
2000円(予約・抹茶&茶菓子つき)
2300円(当日・抹茶&茶菓子つき)

【予約方法】
メールの件名を 【910】5月31日  としてお名前・参加人数・携帯電話番号を
下記へお送りください

info☆910ryu.com (☆を@にかえてメールでお送りください)


【場所】
世田谷ものづくり学校
http://setagaya-school.net/about/access/


・バス(一番便利!)
渋谷駅モアイ像側のターミナルからバスが便利です。数分おきに発車します。
渋谷駅バスターミナル東急バス乗り場番号
21番 渋谷→下馬1丁目循環(渋31系統)
22番 渋谷→野沢龍雲寺循環(渋32系統)
23番 渋谷→多摩川園・都立大学北口循環(渋33系統)
「自衛隊中央病院入口」下車 徒歩約5分

・電車
三軒茶屋駅・池尻大橋駅から徒歩15分

【持ち物】
職場のIDカード(茶道具として使います!)
※お持ちでないかたは、無料で貸し出しします

特定の集団のなかに実際に溶け込みながら、人々の動向と背景を調べる「参与観察」という方法で様々な研究をしてきた加藤先生。約10年前、いろいろな茶道の教室に実際に通って
「<お茶>はなぜ女のものになったのか」(紀伊国屋書店)という大変スリリングな本も執筆されました。

お金持ちの専業主婦の高級住宅街での茶道教室から、農業をいとなむ女性が集まるカルチャーセンターまで様々な教室で女性たちを観察し、「戦後数十年、なぜ女性が茶道をやりたがる時期があったのか」を高度経済成長など社会的な背景から鮮やかに描き出した珠玉の一冊!

そして利休がここまでカリスマ化したのには、戦後経済成長と百貨店が関係する!?など、スリリングなお話をしていただきます。茶道の常識がひっくりかえる驚きのトークになるのは必至です。



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イラスト by 辛酸なめ子


□講師プロフィール
加藤恵津子
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慶應義塾大学学士、修士(言語学)。トロント大学博士(人類学)。国際基督教大学上級准教授。関心は文化ナショナリズム、ジェンダー、20~40代の日本の若者の「自分探し」移住など。著書にThe Tea Ceremony and Women's Empowerment in Modern Japan (日英語、2004)、『〈自分探し〉の移民たち』(2009)など。

□給湯流茶道サイト
WEB:http://www.910ryu.com/
Facebook:https://www.facebook.com/910ryu.tea.ceremony
twitter:https://twitter.com/910ryu



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