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【廃線茶会】天空の駅!三江線・宇都井駅ねぎらい茶会【クラウドファンディングのお願い】

戦後、悲願の開通を実現した広島県と島根県の山の中を結ぶJR三江線。 



残念ながら、2018年3月末日に廃線になります。 地元の方々や鉄道ファンの方と 三江線をねぎらう茶会・狂言を現地で行いたい! 


駅前での茶室設置など、資金が必要です。ぜひあなたのご支援をおねがいします。


クラウドファンディングご支援はこちらから!


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遠方で現地に来れない支援者のために、狂言師があなたのお名前を宇都井駅前で読み上げる動画をお届けするリターンもご用意。




 東京や京都で後日、報告茶会(島根の地元レア地酒や再現狂言・抹茶・お菓子つき!)や動画配信のリターンも予定しています。






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●茶会日時(現地来れない方のために、4月に東京・京都で報告会あり)

2018年3月24日午後1時ごろ

●場所
JR三江線・宇都井駅前

●茶会料金
無料(抹茶・茶菓子・オリジナル狂言つき/人数に限りがあります)

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*茶会費用 クラウドファンディングのお願い

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●茶室の資材購入、運搬費用


●狂言師(京都在住)の交通費、宿泊費


●茶会担当者(東京在住)の交通費、宿泊費


宇都井駅現地では、地元のかたに無料で茶会へお招きしたい!


その資金集め、ぜひ皆様のお力添えをいただきたいと思っております。


リターンもたくさんご用意いたします!







▼リターン
●3000円寄付 三江線・宇都井駅であなたのお名前を読み上げ(動画を限定配信/20人限定)

現地の茶会に来れない方のお名前を、宇都井駅の目の前で読み上げさせていただきます。


給湯流・狂言師 河田全休氏が宇都井駅をねぎらう気持ちを込めて、お名前を読み上げます。

 宇都井駅周辺の美しい風景とともに撮影し、動画を公開いたします。

 

給湯流・現代狂言のセリフ回しはこのようなイメージです。

※お申し込み時のお名前をフルネームで読みます。

 天空の駅でお名前読み上げ動画 お申込みはこちら



 
●3000円寄付 
宇都井駅での茶会・狂言動画を限定配信

2018年3月宇都井駅前での茶会を撮影した動画(非公開)を配信いたします。


宇都井駅のある部分を、茶室の床の間にかける掛け軸に見立てた茶会を計画中です。実際に行ったかのように駅前の風景を感じられる動画をお届けします。

 地元の神楽や古典作品の要素もとりいれつつ、現代の経済史などの風刺もミックスされたレアな狂言をお届けします。

 宇都井駅での狂言・茶会動画 配信お申し込みはこちら



●4000円支援 
京都での報告茶会にご招待

2018年4月7日夜、京都市内で行われる報告茶会ご招待!


・島根のレアな地酒1杯


・給湯流茶会(お菓子・抹茶つき)


・給湯流オリジナル三江線狂言を生で鑑賞


・宇都井駅で行った茶会の映像上映


※アルコール苦手な方は、ソフトドリンクご用意します

報告茶会@京都 ご予約はこちらから


●4000円支援 東京23区内での報告茶会にご招待!
(抹茶・お菓子&狂言再演・現地の映像上映つき)に参加いただける

2018年4月22日午後~夜、東京都23区内で行われる報告茶会に参加いただけます。



・島根のレアな地酒1杯


・給湯流茶会(お菓子・抹茶つき)


・給湯流オリジナル三江線狂言を生で鑑賞


・宇都井駅で行った茶会の映像上映


※アルコール苦手な方は、ソフトドリンクご用意します

報告茶会@東京 ご予約はこちらから


●3万円寄付 給湯流・御用達、名物・侘び井戸茶碗「ダーッ」進呈(1名限定!!!)


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戦国武将の間で大流行した「井戸茶碗」は、朝鮮半島の庶民がふだんご飯を食べるときに使っていた雑器だったという説があります。


鑑賞用ではなく、ひびの生活に使われた茶碗。粗悪な土でできて、ひびや歪みがあった茶碗を戦国武将は侘びてる!かっこいい!といって競って茶会で使いました。秀吉は、利休がプロデュースした現代美術のごとき黒いモダン茶碗よりも、ボロボロの井戸茶碗を好んだそうです。


給湯流では、「21世紀の井戸茶碗」を蒐集しております!侘びた風情の昭和な子ども茶碗。


こちらは知る人ぞ知る「侘びご飯茶碗」デッドストックを豊富に残っている瀬戸物屋さんで購入。


以来、徳川幕府の菩提寺である東京港区・増上寺、戦国合戦の岡山・備中高松城付近、茶人大名・松平不昧の松江城おひざ元(の商店街)などの茶会で使用してきた名品です!!!


ぜひあなたもこの茶碗で抹茶をたてませんか!!


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▼はじめにご挨拶 給湯流茶道です

はじめまして、給湯流茶道と申します。オフィスビルの給湯室で抹茶をたてる茶道ユニットです。

千利休や秀吉が戦地で茶会をしたように、現代の働く人の「戦地」である職場で抹茶をたてることを提案しています。

2010年に結成し、企業や百貨店から、美術館から温泉街のストリップ劇場まで、日本全国、ロンドンで茶会をしてきました。

経済や職場での「諸行無常」をテーマに抹茶をたてる茶道ユニット

千利休が政治でも経済でも権力を握った瞬間、秀吉に切腹を命じられたエピソードのように、給湯流茶道が茶会で話すテーマは、早い経済サイクルの中で流行とともに消えて行ってしまうものたちの諸行無常と、消えていくものをねぎらう気持ちです。

▲大阪市にあった、戦前からあった給湯室をねぎらう茶会

残念ながら取り壊されました・・諸行無常!!!!

 

勝負にかけるプレゼンにいく「出陣」前、上司と会議で意見がかみ合わず悔しかったとき、深夜残業への出陣前などオフィスビルで日々抹茶をたてたり、企業に出向いて社内交流研修として茶会をしたり、お寺や美術館の給湯室で茶会をすることもあります。

 

▼このプロジェクトで実現したいこと

惜しくも廃線になってしまう「天空の駅」をねぎらう茶会

2018年3月末に廃線になってしまうJR三江線。なかでも宇都井駅は、地上20メートルにあるホームまで階段を自力であがる「天空の駅」として愛されています。この天空の駅を眺めながら、地元の方や三江線ファンの方と抹茶をたてて茶会を行い、三江線をねぎらいたいと考えています。

 

地元の方々は、なじみの電車がなくなることで悲しい気持ちであるだけでなく、「廃線になってしまい、申し訳ない」という声もでているそうです。そんな皆さんが少しでも明るい気持ちで廃線の日を迎えられるよう、ささやかな茶会を開きたいと思っています!

 

千利休も、事情があって都を離れる仲間をねぎらう茶会をした

秀吉に誤解をされ、左遷をされることになったお坊さんのために利休が茶会を開いたことがありました。

秀吉から預かって修復していた掛け軸を、わざと茶室にかざった利休。

仲間が都を離れる悲しみを、ユーモアで吹き飛ばす茶会を行ったのです。

 

 

 給湯流茶道でも、いろいろな事情で廃線を迎えてしまう宇都井駅を

明るくねぎらう茶会を行いたいと思っています。

 

 

地元の庭師の方に、組み立て式の茶室を作ってもらう

宇都井駅前に、島根県で何代もつづく庭師の家にうまれ、造園業と日本文化活動「湯nity」で活躍されているアダチトモアキ氏を迎え、茶室を作ってもらおうと計画中です。

 

 ▲アダチ氏の別イベントでの作品例です

 

笑って泣ける新作、現代狂言も披露

茶会とともに、狂言師を迎え、狂言を公演予定です。地元の神楽のエッセンスもとりいれ、中世から近世、大正、昭和、平成の時空を超えた現代狂言を制作中です。

三江線がなくなり寂しさをかかえる方々が、少しでも明るい気持ちになっていただけたらと思っています!

 

▲2017年秋、島根県松江市 閉店したブティックで行った現代狂言

大型スーパーと戦う商店街の物語を、古典狂言をベースに制作

 

狂言師 河田全休氏は、

京大狂言会出身。卒業後も伊呂波会同人として京都を拠点に活動。 古典の修練に励む一方、「サラリーマン狂言」等の創作、茶の湯や邦楽との競演など、狂言の普及活動にも力を入れており、給湯流狂言部 としても活動していただいています。

 

2017年にはテレビ番組『水曜どうでしょう』スタッフに演目を披露する「よろしくご笑覧ください」にも登壇しました。

 

古典の狂言演目をたくさん知っている河田さん。

現代のサラリーマンやOLの失敗談と古典を結び付けて、独特の新作狂言を

作ってもらう予定です。

 

また、給湯流雅楽部から笛の演奏者も参加予定。泣ける音色でもりあげます!

 

駅前の民泊 『うづい通信部』さんもご協力 

 

宇都井駅前の空き家を宿泊やコミュニティーの場にされている「民泊 うづい通信部」の

森田さんにもご協力いただき、地元の方と私たちをつないでくださっています。

▼プロジェクトをやろうと思った理由

たたら製鉄の時代から21世紀まで、宇都井駅周辺は茶会で語りたい長い歴史がある

宇都井駅がある集落には、たたら製鉄から現在まで、産業と流通の長い歴史があります。川から物資を運んだ中世から近世、鉄道が栄えた大正から昭和。そして自動車の時代がやってきて、三江線は長い歴史にピリオドを打ちます。

単に鉄道が廃線になることを悲しむのでなく、改めて集落の長い歴史をみなさんとねぎらい、楽しい時間を共有したいと思い、茶会と狂言の公演を計画しました。

 

 ▲駅前の民泊「うづい通信部」から、宇都井駅を見た風景

鉄筋コンクリートの駅が時間を超えて、豊かな自然になじんでいます

 

宇都井駅は、駅自体が「掛け軸」になるような魅力的な建物

 

 

たとえば、駅の入り口のプラスチック看板は長年の風雪で粉々になってしまったそうですが

地元のみなさんが金継ぎのように看板を修復したそうです。

侘びた、しかし温かい風景が宇都井駅にはあります。

このすばらしい宇都井駅自体を、茶室の床の間に飾られる「掛け軸」に見立てて

茶会を行いたいと思っています。

 

▼これまでの活動

ビジネスや経済で「諸行無常」ストーリーを感じられる場所で茶会を開催

結成から8年間、いろいろな場所、いろいろな方々とコラボして茶会を行ってきました。

▲新潟市主催 漫画イベント「がたふぇす」での茶会

日本文化に詳しいひとだけでなく、何かと戦っている人ならだれでも茶道を楽しめるというメッセージを込めました

 

▲東京の廃校になった中学校を再生した施設「世田谷ものづくり学校」で

ワークショップ。中学校の廊下を侘び茶室に見立てた茶会。

 

テレビ番組「水曜どうでしょう」プロデューサーさんの前でパフォーマンスしたこともあります

▲河田全休氏による「給湯流」現代狂言(生意気な新入社員に翻弄されるストーリー)、

給湯室での茶会と雅楽の演奏(中間管理職サラリーマンを鎮魂する)のパフォーマンスをしました

 

 ほかにも、

 

阪急百貨店、エクストリーム出社、(株)セガ、アサヒビールCSR事業「すみだ川アートプロジェクト」、講談社週刊モーニング「へうげもの」合同企画、(株)岡村製作所、増上寺、シブヤ大学、世田谷ものづくり学校、多摩美術大学学園祭、横浜三渓園、ブックカフェ「6次元」、鳥取県 三朝温泉、「月刊 総務」編集部、成田山書道美術館、新潟市イベント「がたふぇす」、アートラインかしわ、山口市立山口情報芸術センターYCAMDOMMUNEビル、UPLINK、ロンドン弁護士事務所、経済産業省採択事業「世界茶産地フェスティバル」、秋田県能代市畠町市中心市街地活性化室、アートフェア東京事務局、逗子市アートフェスティバル

 

などで茶会を行ってきました

 

 

日経新聞やテレビ朝日、フジテレビ、NHK、文化放送、CNN ONLINE、ニフティーポータルZなど取材もたくさんしていただいております。

朝日新聞デジタルでの記事はこちら

ニフティーポータルZでの記事はこちら

▼資金の使い道

●茶室の資材購入、運搬費用

●狂言師(京都在住)の交通費、宿泊費

●茶会担当者(東京在住)の交通費、宿泊費

使わせていただこうと思います。

尚、宇都井駅前 現地での茶会は2018年3月24日開催予定。茶会自体は無料として、地元の方や鉄道ファンの方に楽しんでいただこうと思っています。

 


▼最後に

中世、江戸時代から戦後の高度経済成長期まで長い歴史の中でつくられた三江線・宇都井駅。とても魅力的な天空の駅ですが、県外からはアクセスが難しく、現地に行けないファンのかたもたくさんおられるかと思います。クラウドファンディングという形でいっしょに、宇都井駅の思い出を共有しませんか。






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