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【映画レポ】春画と日本人

6F3BFD5D-E256-4D68-81EF-7AA96C773CA5.jpeg映画、春画と日本人 見ました!
めっちゃ面白かったです。
近代化がグダグダのまま腐った日本がかかえる多岐にわたる問題が、春画を通して見えて来る!

江戸時代、春画は生命力のある縁起物として嫁入り道具として持たせたり、大名が作らせたりしてたと!



少し前まで高齢のお婆さんが病気になると春画を体に巻いてたらしいです。春画の生命力!

たしかに自分が2015年細川さんの永青文庫の春画展覧会で見たときも、ちびっこがみても爆笑な春画などもあって、見終わった後はスカッとして健康感があふれた記憶を思い出しました

そんな風に、みんなを元気にしてきた春画なのに、ユーモアのかけらもない田舎モンの薩長政府がめちゃくちゃ弾圧

第二次大戦後も春画展なんてやったらクレーム怖いみたいな学芸員と館長だらけで、日本の美術館は消極的らしいです

そして日本に先駆け、2012年春画の面白さに着目した大英博物館が春画の大展覧会を企画!イギリスは文化庁と教育庁が独立してるので企画が通りますかったと

しかし、日本は文部科学省の中に文化庁があり、文化に教育が口を出すから東京国立博物館で春画展の巡回展ができなかったそうです

ちなみに、春画は顔も生殖器も全部正面を向く構図が工夫されている。ピカソは春画をコレクションしてたらしく、もしかしたらピカソのキュビズムは春画の構図が影響してるかもと!

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