給湯流茶道

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新宿歌舞伎町春画展 公式メディアパートナーになりました

2025年夏、歌舞伎町で企画される春画の展覧会、給湯流茶道が公式メディアパトナーになりましたーー‼️

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7月26日(土)~9月30日(火)の約2か月間にわたり「新宿歌舞伎町春画展ー文化でつむぐ『わ』のひととき」開催。 ユーモラスな春画もぞくぞく展示!!!! 05a歌川国虎『今様年男床』/色摺半紙本 /文政10年(1827)/浦上蒼穹堂蔵.jpg 歌川国虎『今様年男床』/色摺半紙本 /文政10年(1827)/浦上蒼穹堂蔵
本展では、浦上蒼穹堂代表・浦上満氏の春画コレクションの中から、菱川師宣、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川国芳など、江戸時代に制作された春画 約100点を展示!!!!


詳細はこちら。チケット発売中~

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Time Outなどと並んで、給湯流茶道がまさかの公式メディアパートナー!

会場は、Smappa!Groupが運営する「新宿歌舞伎町能舞台」。
アートディレクターに林靖高(Chim↑Pom from Smappa!Group)を迎え、本舞台や橋掛り、客席にいたるまで、新宿歌舞伎町能舞台を全面的に活用した展示空間を創り出します。



江戸の人々を夢中にした春画
見るのはちょっと照れるけれど、美しく、どこか可笑(おか)しくて、つい惹(ひ)きこまれる春画。男も女も、庶民も大名も、性別や身分を越えて江戸の人びとを夢中にさせました。
「笑い絵」「わ印」とも呼ばれ、ひとりで密かに楽しむだけでなく、仲間と囲んで笑いあったり、読み解いたりする娯楽でもありました。
春画は、日々の暮らしに息づく、想像力の遊び場だったのです。

浮世絵の精髄に迫る春画
一方、浮世絵師たちにとっても春画は大切な表現の場でした。喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川国芳に至るまで「春画を描かなかった浮世絵師はいない」と言われるほど、春画は浮世絵の大きな側面を成します。雅と俗が共存する江戸文化のなかで、江戸幕府から禁制品とされたことを逆手にとった浮世絵師たちは、春画に自身の技術とユーモアを存分に注ぎ込みました。


ふと古典の世界が立ち現れる
春画には、漢詩や和歌、古典文学を題材にした作品も数多く見られます。目で見る愉しさのみならず、浮世絵師たちが巧みに織り込んだ「やつし」や「見立て」を読み解く、知的好奇心を掻き立てました。
春画は、単なる性的描写ではなく、日本文化が重なり合う、文化の「わ」をかたちづくっていたのです。
時代を超えて、「わ」を生み出す
そんな春画が、世界随一の歓楽街・新宿歌舞伎町のど真ん中「新宿歌舞伎町能舞台」に現れます。きらめくネオン、雑踏、飲み屋、ナイトクラブ、ホストクラブ、ラブホテル...日々、多様な人生と欲望と幻想が混じり合うこの街は、まさに、人間くさい遊び場で、春画の世界と地続きにある場所かもしれません。
欲望と幻想に包まれた能舞台へのエントランスは、まるで江戸時代につづく参道のよう。一歩、会場の中に足を踏み入れると、江戸時代の文化と現代のエネルギーが交差する体験が広がります。

ジェンダーや国籍、職業、宗教......あらゆる違いをほどき、菱川師宣、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川国芳など江戸時代の浮世絵師たちが描いた春画の世界をどうぞお愉しみください。

ここからはじまる、新しい「わ」の世界へようこそ。


詳細
会期:2025年7月26日(土)~9月30日(火) 
休館:月曜日 ※ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休み
月曜開館日:8月11日、9月15日、火曜休館日:8月12日、9月16日
時間:11時~21時/土日祝:10時~21時  ※入場は閉館時間の30分前まで

会場:新宿歌舞伎町能舞台(東京都新宿区歌舞伎町2-9-18 ライオンズプラザ新宿 2階)
アクセス:東京メトロ丸の内線・副都心線・都営新宿線新宿三丁目駅E1出口より徒歩3分、
西武新宿線西武新宿駅北口より徒歩8分

第2会場+グッズショップ(東京都都新宿区歌舞伎町1-2-15歌舞伎ソシアルビル 9階/新宿歌舞伎町能舞台から徒歩数分)

出展作品数:浦上蒼穹堂・浦上満コレクションより春画 約100点

チケット:【日時指定予約制】早割1900円(2025年7月25日23:59まで)、一般2200円
※障がい者手帳をお持ちの方とその介添者さまは1名無料
※本展は、事前予約制(日時指定券)を導入しています。オンラインサイトから「日時指定券」をご購入ください。
※当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしでご入館いただけます。
※本チケットで新宿歌舞伎町能舞台+第2会場をご覧いただけます。
※受付は新宿歌舞伎町能舞台です。
※ご来館日に限り再入場可。

チケット購入ページ:https://artsticker.app/events/78839

特記事項:
・18歳未満入場不可  ※チケット購入時に年齢確認が必要です。また、ご来場時に本人確認書類(マイナンバーカード、免許証、健康保険証など)のご提示をお願いする場合がございます。予めご了承ください。

メッセージ

監修:浦上満
12年前、ロンドンの大英博物館で開催された「春画」展は大きな反響を呼びました。来場者からは「日本人がこれほど遊び心があり、情感が豊かなことに驚いた」、「エコノミックアニマルと思っていた日本人に対する印象がガラリと変わった」という感想が聞けました。春画の母国である日本でも開催したいと奔走しましたが、大きな壁にぶつかりました。結局2015年秋、東京の永青文庫で日本初の本格的な春画展が開催され、3ヶ月で21万人の来場者がありマスコミも盛んに取り上げました。それから10年、新宿歌舞伎町で「春画」展が始まろうとしています。少し元気のなくなった日本で、ちゃんとした春画が展示されます。ぜひお越しください。(浦上蒼穹堂・浦上満)


浦上満プロフィール
幼少のころよりコレクターであった父、浦上敏朗(山口県立萩美術館・浦上記念館 名誉館長)の影響で古美術に親しみ、繭山龍泉堂での修行を経て1979年浦上蒼穹堂を設立。数々の展覧会を企画・開催し、日本の美術商として初めて1997年から11年間ニューヨークで「International Asia Art Fair」に出店し、Vetting committee(鑑定委員)も務めた。また2013年大英博物館で開催された春画展では「Shunga in Japan LLP」を設立し協力、2015年永青文庫での春画展開催に向けて尽力した。「北斎漫画」蒐集においては現在、質・量ともに世界一のコレクションといわれている。国際浮世絵学会常任理事、東洋陶磁学会特別会員。
http://www.uragami.co.jp/





主催者 手塚マキ
Smappa!Groupは、歌舞伎町で生きる歓びと文化の創造を目指し、ホストクラブ、書店、飲食店、ヘアメイクサロン、アートギャラリー、介護サービスなどさまざまな事業を展開しています。
そんな、わたしたちが拠点を構える歌舞伎町は、かつて、歌舞伎を誘致するはずでした。そのような背景を持つ町の強さと先人の想いを受け、歌舞伎町をただ刹那的に遊ぶ場所ではなく、歌舞伎町から日本文化を創出し、育てていきたいという想いで、「ホスト歌会」、読書会「文化系ホストクラブ」、「日本舞踊」などさまざまな日本文化活動に力を入れています。
「春画」は、「笑い絵」として親しまれ、江戸時代の人々は、みんなで笑い合いながら楽しんでいました。きっとそこに人間のおもしろさやおかしみが凝縮されているからだと感じています。歌舞伎町もまた、流れ着いた者を拒むことなく受け入れ、日夜、様々な人生が行き交い、人間らしさ、人間臭さで溢れています。まさに、「春画」と「歌舞伎町」は、ともに人間の愛おしさを体現している地続きのような関係なのかもしれません。
ぜひ、歌舞伎町だからこそ体験できる「春画」の世界をお楽しみください。


手塚マキプロフィール
歌舞伎町でホストクラブ、BAR、飲食店、美容室など20数軒を構える「Smappa! Group」の会長。1977年、埼玉県生まれ。歌舞伎町商店街振興組合常任理事。JSA認定ソムリエ。96年から歌舞伎町で働き始め、ナンバーワンホストを経て、独立。ホストのボランティア団体「夜鳥の界」を仲間と立ち上げ、深夜の街頭清掃活動をおこなう一方、NPO法人グリーンバードでも理事を務める。2017年には歌舞伎町初の書店「歌舞伎町ブックセンター」をオープンし、話題に。2018年12月には接客業で培った"おもてなし"精神を軸に介護事業もスタート。近著に、『新宿 歌舞伎町』(幻冬舎)がある。





アートディレクター 林靖高
「猥褻とは人道の大本を客観したる事にして、生殖の機関、性欲の遂行そのものは神聖と称すべきなり」とは、明治期の反骨のジャーナリスト・宮武外骨の言葉だが、春画は本来、老若男女が輪になって笑い合い、粋なユーモアや人間模様を語り合いながら楽しむ文化だった。江戸で育まれたこの「輪」と「笑い」つまりは、"WA"の精神を、現代にもっとも自然なかたちで体現できるのは、欲望や猥雑さへの感度が高く、多様な価値観が交錯する街・歌舞伎町ではないかと思う。さらに、インバウンドでにぎわうこの街だからこそ、国籍を超えて人々がつながり合い、世代や性別をも超えた、バラエティ豊かな「友達のWA!」が現実の場として立ち上がる可能性を感じている。


林靖高 プロフィール

2005年に結成したアーティストコレクティブ、Chim↑Pom from Smappa!Groupのメンバー。東京をベースにメディアを自在に横断しながら表現活動を続け、海外でもさまざまなプロジェクトを展開、世界中の展覧会に参加する。2015年、Prudential Eye AwardsでEmerging Artist of the Yearの最優秀賞を受賞。2022年には森美術館にて回顧展を開催。その作品はグッゲンハイム美術館やポンピドゥセンターなどをはじめとした国内外の美術館に多くコレクションされている。







新宿歌舞伎町能舞台とは

1941 年( 昭和16 年) 歌舞伎町に「中島新宿能舞台」が設置。2022 年Smappa!Group( 本社:東京都新宿区) が施設を購入し「新宿歌舞伎町能舞台」に改名。観世流能楽師 中島志津夫( 重要無形文化財総合指定保持者) による謡・仕舞の稽古をはじめ、能楽や日本舞踊、落語や朗読など、伝統芸能の上演や文化観光コンテンツの創出を通じ、日本文化を国内外に発信する場として活用している。
https://nohstage.com/





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